「嫌われる勇気」を読んでみたPart3
どうもみなさんこんにちは。昨日の雷の数時間後に家を出て、雪起こしの雷だったことに気づき、驚きを隠せない管理人です(^^;; 今回は「嫌われる勇気」Part3、いよいよ最後になります。大変お待たせいたしました。これで本当に最後です(^^;; ちなみに、下の方にPart1、Part2のリンクを貼っておきますので、合わせてお読みいただけると嬉しいです。
自由を手に入れるための方法
自由とはどのようにして得ることができるのでしょうか?本書にて、哲人は3つのプロセスを提示しています。
1. 自己受容
2. 他者信頼
3. 他者貢献
この3つのプロセスによって得られると述べています。では、順番に説明していきます。
自己受容
まずは自分をきちんと受け入れるということが大切です。人には誰にでも得手不得手はあります。まずは、そんなできない自分も含めて受け入れ、どうすればよりよくなるのかを考える必要があります。「受け入れるということはあきらめるということなのか?」と思われるかもしれません。その通りです。しかし、これは肯定的な諦めと捉えることができます。なぜなら、自分にはこれはできないということをはっきりと認識しているからです。できないことにもがき苦しむのは自由とは言えませんよね。
他者信頼
これは、言葉通りなのですが、「信用」ではなく、「信頼」であるという点に注意が必要です。本書では、「信用は条件付きのもの」で、「信頼は無条件のもの」と述べられていました。例えば、銀行などで使われる用語は「信用」という言葉が付きますが、これは、条件付きだからです。…話を戻しますが、他者を無条件に信頼するのであって「裏切られるかもしれない」などということは考えないということです。なぜなら、「裏切る」というのは自分が決めることではなく、相手が決めることだからです。
「他者を無条件に信じ続けろだと?そんなことでは一生騙され続け、自由とは程遠い生活が待っているんじゃないのか?」と思われたかもしれません。私も初めはそう思ったのですが、何も全ての人を信じ続けろというわけではなく、「関係を良くしたいと思わない人との関係は切ることができる」ということができるのが重要な点です。自分が、関係を良くしたいと思う人には、恐れず、「勇気」を出して信頼しましょう。
他者貢献
これは、「わたし」の価値を実感するためになされるもので、「わたし」になにができるかを考え、実践するということです。「あれ?誰かのために何かをするということは他人の人生を生きることであって、自由じゃないんじゃないの?」と、前回、前々回の記事を読まれた方は思われたかもしれませんが、これは、そのような自己犠牲とは異なります。共同体というものの中で、共同体が仲間だと思える場合に限りますが。共同体というのは、会社、家族、など色々ありますが、そういった中で仲間だと思える場合には、他者貢献が可能になるのです。
そしてこれらはサイクルになっています。自分を受け入れることができるから、他者を信頼することができる。他者を信頼できるようになったら、「仲間」だと感じ、貢献したくなる。貢献することによって、自己が満たされる。といったサイクルです。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
まとめ
いかがだったでしょうか?結果的にPart3にまで伸びてしまいましたが、それだけ伝えたいことが多かった本でもありました。自己啓発を毛嫌いする方はおられるかもしれませんが、読む前にきちんと目的をもって読めば自分のなかでしっかり生きてくるものかなと感じました。興味があれば是非読んでみてください(*^^)v
ではっ(`・ω・´)ゞ