けんけんぱっぱブログ

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「嫌われる勇気」を読んでみたPart1

 どうもみなさんこんにちは!最近布団から出られずに時間ギリギリまでぬくぬくしている管理人です(-_-)zzz 今回は「嫌われる勇気」を(これまた今更ながら)読んでみたので皆さんにご紹介させていただきたいと思います。

 まずタイトルが衝撃的ですよね。みな誰かから嫌われているのかもしれませんが、勇気を持つなんてそんなに簡単な事ではないよ...と読む前に思いました。読了後すぐに勇気が出ました!...なんてことは流石にないですが、どのようなプロセスを経ていけばいいのかという方針は学べたので、それを実践していくのみかなと思います。

 今回、この本をご紹介するにあたって書く内容が多くありそうなので、Part1とPart2に分けてご紹介させていただきます。

 


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

話の進め方

 非常に読み進めやすいものとなっていました。「世界はどこまでもシンプルである」という持論を持つ哲人に対し、どうしても納得のいかない青年が何としても哲人の持論を撤回させるべく、青年が様々な質問、反対意見を投げかけるといった対話形式になっており、また、これまで話したことを青年がまとめるような部分もあり、読者がしっかりと理解、復習できるような形式になっていました。

 

今の自分を変えたい!

 そう思っている人は多くいるのではないでしょうか?私自身もそうですが、誰だってより良い自分に変わりたいはずです。しかし現状は変われないでいる人が多いのはなぜでしょうか?本書では「性格、気質」は変えることが、いえ、やめることができると言っています。「性格、気質なんて、長年の時を経て形成されたものじゃないか。」私も青年と同じ考えを抱いていました。しかし、哲人は、それらは自分が選び取ったものであり、自分が変われないのは、自分が変わらないという決断を下しているからだというのです。続けて哲人は、「ライフスタイル(性格、気質)を変えることによる不安よりも、変わらないことでつきまとう不満」を選んでいると言います。つまり、「変わりたい」と言っていながら実際に変化がない人は、「自分が変わったら周りにどう思われるのだろうか、自分はどうなってしまうのだろうか」といった不安が勝り、現状の変わらないという不満にとどまってしまうのです。

 

劣等感、劣等コンプレックス、優越コンプレックス、不幸自慢

 では、次に自分が変わろうとするときに起こる現象を紹介します。私たちは複雑な人間関係の中に生きているので、何かを目指そうとするとき、他の人を目標にしたりすることはあるのではないでしょうか?そんな時に生じる可能性があるのが劣等感劣等コンプレックスです。劣等感とコンプレックスは同じ意味なのではないか?と私も思ったのですが、本書によると、劣等感はプラスに成り得るもの、つまり、「努力、成長を促すきっかけになるもの」であるのに対し、劣等コンプレックスは「AだからBできない」というように言い訳をして逃げるものだそうです。

 例えば、「私は頭が悪いからいい大学には行けない」という人がいたとしましょう。一見もっともらしいように聞こえますが、それは言い訳に過ぎないのです。つまり、今の自分を変える勇気がなく、不満は残るが現状のままでいようという先ほどのライフスタイルの話と関わってくるのです。

 次に優越コンプレックスについてご紹介します。これは、自分が優れているかのように振る舞ったり、過去の栄光を語ることで、自分を他人より良く見せようとするものです。しかし、これは裏返せば劣等感を感じていて、他人から認められないと安心できないということです。本当に自信を持っている人なら自慢などしませんよね。

 最後に不幸自慢をご紹介します。これは劣等感の延長線上にあるもので、自分の不幸を語ることで特別であろうとすることです。例えば「私は貧乏な家庭に育った」などです。そこで、他の人が救いの手を差し伸べると「あなたには私の気持ちは分からないだろう!」と一蹴してしまうのです。このように、自分の不幸という点で他人より優位に立とうとする人は人生を一生不幸に過ごしてしまうのです。

 ここまででみた4つの状態は、結局は自分を全うな手段で変える勇気がない人がマイナスのもので補おうとする状態にすぎないということが分かります。

 


嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?今回は完結しなかったため、モヤモヤするかもしれませんがどうかお許しください(^^; かなり内容の濃い話なので、ぜひこの本を手に取って青年と一緒に哲人と向き合ってみてはいかがでしょうか?

 ではっ(`・ω・´)ゞ