けんけんぱっぱブログ

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富はどのようにして運用されるべきか?「富の福音」を読んでみた

 どうもみなさんこんにちは。昨日遂に運転免許を手にした管理人です。1日でも早く運転技術を身に付けたいと思う今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?今回は「富の福音」を読んだので、こちらについてご紹介させていただきます。

 


富の福音

 

アンドリュー・カーネギーってどんな人?

 まずは、彼がどんな人かを見ていきましょう。彼は1835年、スコットランドのダムファーリンという地で生まれました。12歳という驚くべき若さで仕事をはじめ、「家から貧困を追い出してやる」という確固たる意志を持つようになります。彼の固い意志がそうさせたのでしょう、16歳の時、独学で通信技手となり、その後はペンシルヴァニア鉄道に就職。その後、投資にも成功するなど、いわゆる成功を収めた人です。

 

3つの主なテーマ

 この本は大きく分けて3つのパートに分かれたように感じます。1つ目はタイトルにも書いていますが「富はどのように運用されるべきか」、2つ目は「他企業との関わり、資本家、労働者との関わり」、3つ目は「アメリカの歴史とこれから」です。

 

きちんと読んだのはここだけ!

 今回私は一つ目の「富はどのように運用されるべきか」についてのみ真剣に読みました。というのも、今の私に必要なのは富(資産)に関する運用方法で、残り2つのテーマはそこまで必要ではないと思ったからです。(実際にほぼ最後まで読んだのですが、私自身の知識が追い付かず、また、今の自分にはそこまで必要ではないだろうということで流し読みしていました。もったいない...)ですので今回は1つ目のテーマにのみ絞ってご紹介させていただきます。

 

富は分配されるべきではない?

 世の中非常にお金持ちな人もいれば、非常に貧しい生活を送っている人もいます。こんな状況に対して、「お金持ちはもっと貧しい人にお金を回すべきだ」という考えが出てくるかもしれません。私も最初はなんとなくそう考えていました。「みんな等しくお金を持てたらいいじゃないか」と。しかし、カーネギーはこの考えに対して異を唱えています。彼は「富が均等に分配されれば、飲食などに消費されるだけだ」と言います。つまり、これでは社会の役には立たないということです。彼は「努力している人にお金が集まるべきだ」と言います。そうすることで社会はより発展し、多くの人の生活が豊かになるからです。ふむ、なるほど…

 昔の貴族の豪邸にあった高級品は今では必需品としてどの家庭にも当たり前にあるようなものも少なくありません。これは、努力をする人のおかげで社会が発展したことによるものだからです。

 

ただお金を与えるだけでは真の慈善とは言えない?

 あなたの前に飢えていて、お金を乞う人がいたとしましょう。あなたはその人にお金を渡しますか?一見、その行動は飢えた人を助けたように見え、良いことのように思われますが、一度その人がお金をもらうと、「頼めばもらえるんだ」と思うようになるかもしれません。慈善活動を行うということは、ただお金をあげて終わりではなく、「慈善を行うということに対して責任を持たないといけない」ということです。飢えた人が「頼めばお金をもらえる」という考えに至った原因は紛れもなくお金を挙げた人だからです。

 カーネギーは次のように言っています。「富豪たちに軽率な慈善行為をしないように強く要請する方が、慈善のための寄付を求めるよりも、人類社会の発展にはるかに役立つのである。」これは先ほど例を挙げたように、お金をもらえることが当たり前だと思っている人にいくらお金をあげても社会のためには全く役には立っていません。カーネギーはそのようなお金はドブに捨てるようなものだと言っています。あなたが慈善のために寄付したお金が社会にどのように還元されるのかということを考えることが重要だということが分かりますね。

 ではどうすれば社会の発展と言えるようなことに富を運用したと言えるのでしょうか?例えば、図書館の設立です。一度図書館を設立すれば、そこに多くの人が足を運び、知識の収集場所となります。これは将来の社会発展のために大いに役立っていると言えるのではないでしょうか?もちろん、一人で図書館を建てれるほどのお金は集まらなくても十分です。色んな人からの一定の金額が集まったら図書館を建設するというスタイルをとることも可能でしょう。

 


富の福音 [ アンドルー・カーネギー ]

 

まとめ

 今回は富の運用方法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?生きている間のみならず、死後、自分の遺産に関する有効な運用方法についても学べたいい本でした。皆さんの中に新たな視点、考え方が生まれたなら嬉しい限りです。

 ではっ(`・ω・´)ゞ

付き合うとお金が無くなる?

 どうもみなさんこんにちは。手袋をしても意味ないくらいに寒い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?今日は本の紹介ではなく、個人的に考えることなどを述べようかなと思います。みなさんはこんなフレーズを聞いたこと、あるいは使ったことはありませんか?「彼女できてもお金なくなるだけだから付き合わない方がいいよ、自分のことにお金使えなくなるし。」私自身聞いたことがあるのですが、皆さんはどうでしょう?今回はこれについての個人的な考えを述べていこうと思います。

 

私はむしろお金貯まりましたけど...

 「流石に貯まるは嘘だろ」と思われるかもしれませんが、本当なのです。では、なぜ貯まったのでしょうか?これは私が付き合い始めたのとほぼ同時にお金に関する本を読み始めたからです。

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

こちらに書いてある記事にある本を読んでから、私のお金の使い方は一変しました。具体的に申しますと、まず、給料の1/10は絶対に使わないお金として貯金しておきます。ここからは別の本(また別の記事で紹介します)で得た知識なのですが、1/10を自己投資1/10を借金返済(私の場合は親に払ってもらった車校代)、残りの7/10で生活をするというものです。この方法を実践したところ、お金は少しづつではありますが着実に貯まり始め、自己投資により人間的に成長でき、クリスマス、忘年会といったイベントも含めた生活費を賄うことができる力が身につきました。

 

人間その気になればより良い方法を見つけられる

 私がお金について考える前は、食べたいものを食べる、やりたいことをするというだけで、当然お金が貯まることはありませんでした。しかし、今は「同じものでもっと価格が安いものはないか?」と気にするようになり、その小さな努力の積み重ねでお金は貯まり始めました。それは全く苦には感じません。なぜなら、お金を貯めるためだからです。お金が貯まって嬉しくない人はいないと思います。貯めるための小さな努力なんてすすんでしたいくらいです。ですので、例え彼女がいたとしても、(彼女がそのお金の使い方に関して理解のある人なら)お金は無理なく貯めることができるということが分かりました。

 

自分の管理能力の無さをアピールしている...?

 「彼女と付き合うとお金がなくなる」とまるで彼女のせいにしているようにも聞こえてしまいますが、これはお金を使う前に先のことをきちんと考えなかった彼氏の計画性の無さを自慢しているにすぎないような気がするのです…。確かに付き合うことでどこかへ行ったり、一緒に食事をするということはあると思いますが、今の自分たちにはどの程度の旅行、食事が相応しいのかということをきちんと踏まえて考えれば問題ないように思えます。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?今日はただ個人的な考えを述べるというものでしたが、別に共感を強制したいがために書いたわけではありません。皆さん色々な考えを持っていて当たり前なので、「これも一つの考えなんだな」という風に受け取ってもらえるといいかなと思います。

 ではっ(`・ω・´)ゞ

心温まる…「そのままでいい」を読んでみた

 どうも皆さんこんにちは。日々の忙しさに喜びを感じ始めている管理人です(ドMではないです(-_-;))今回は、家に置いてあった本がふと気になったので読んでみることにしました。その本のタイトルは「そのままでいい」です。田口久人さんという方が書いた本なのですが、今流行りのInstagram20万人以上のフォロワーをもっています。なぜこんなに多くのフォロワーをお持ちなのかというと、言葉の持つ強い力を信じる田口さんは、一日一篇、Instagramで言葉、詩をつぶやき始め、その数は1000篇以上にもなるそうです。累計「いいね!」数は100万を超え、多くの支持を得ているんだそうです。(本書より一部引用)

 そんな言葉の中から田口さんが176ほど選び、紹介されています。そこで今回は全体的にどうだったのかということに加え、個人的に心に響いたものを紹介させていただこうと思います。

 


そのままでいい

 

一通り読んでみた感想

 「読む」という点では非常にすらすらと読むことができました。しかし、今回の本に関しては、「読む」というより「味わう」という言葉が適切かなと感じました。というのも、言葉を「味わう」ことによって、自分の中に「生きる活力」として取り込むからです。

 

構成

 カテゴリーは大きく分けて人間関係、幸福、仕事、夢、恋・愛、そして家族についての6つありました。それぞれのカテゴリーの中から心に残ったものを1つ2つ紹介させていただきます。

 

心に訴えかけてきた言葉たち…

 みなそれぞれ異なる状況の中に身を置いているため、心に響く言葉は違うかとは思いますが、私が個人的に良かったと思うものをご紹介します。

 

 人間関係

  自分でも気づかないほど

  小さな我慢であったとしても

  たまっていくと苦しくなる

  愛想笑いをして相手に合わせて

  自分に大丈夫と言い聞かせて

  まだがんばれると奮い立たせて

  気づいたときには限界を迎えている

  我慢するのはもうやめよう

  「つらい」

  「助けてほしい」

  「慰めてほしい」

  たった一言でも口に出せば

  楽になるかもしれない

  もう我慢しなくていい

(本書より引用)

 辛い時に辛いと言うのは個人的に難しいです。なんとなく弱い部分を見せたくない自分がいるんですよね...。しかし、人間はそこまで強くないので、本当に辛い時は信頼できる人に一言声をかけることが大切かなと感じました。

 ...余談ですが、人間関係のところにアドラーの言葉がありました。先日、「嫌われる勇気」読んだということもあり、記憶に新しかったので、「あぁ、これ言ってた!」みたいな言葉がたくさん見られました。(「嫌われる勇気」の記事が見たい方はこちらもご覧ください_(:3 」∠)_)

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

 

 幸福

  「毎日ベストを尽くす」

  そこからすべてが始まる

(本書より引用)

 非常にシンプルで短い言葉ですが、今私が目指さんとする生き方だったので、こちらを選びました。「○○になりたいなぁ」と漠然と思っていても仕方がありません。今日自分にできることを精いっぱいやることが自分が幸福になるための近道だと私は信じています。

 

 仕事

  他人に答えを求めない

  誰かに教えてもらった答えに

  価値はない

  自分に問いかけ続け

  あきらめずに考え続けること

  簡単に見つかる答えは

  すぐに自分を迷わせる

  悩んでもがいて

  苦しんで見つけた答えこそ

  自信を与えてくれる

(本書より引用)

 今では、自分が求めている答えをインターネットで調べることによって簡単に手に入れることができます。しかし、それは表面上での行為でしかないため、自分のものとして使うことができません。すぐに調べず、自分で考え、苦労した後に得た答えはその時の喜びも大きいので忘れないですよね。

 

 

  能力がないのではなく

  学び続けていないだけ

  お金がないのではなく

  やり抜く覚悟がないだけ

  運がないのではなく

  努力が足りないだけ

  居場所がないのではなく

  生み出せばいいだけ

  理解してもらえないのではなく

  相手を信じていないだけ

  経験がないのではなく

  飛び込む勇気がないだけ

  時間がないのではなく

  無駄なことにとらわれているだけ

  やりたいことがないのではなく

  今の自分に満足しているだけ

  自信がないのではなく

  まわりと比較しすぎているだけ

  うまくいかないのではなく

  失敗から学んでいるだけ

  思いもよらないことが起こったとき

  正しいと信じて行動しても

  誰もついてこなかったとき

  がんばってもがんばっても

  まわりから認められないとき

  焦ることだってある

  あきらめたいと思うことだってある

  最後まで自分を信じられるかどうか

  未来を決めるのは

  他人でも環境でもなく

  どんな人間になりたいのか

  自分の意志が決める

(本書より引用)

 これはまるで自分のことを見透かしているかのような言葉でした。認めたくはないけど、認めざるを得ないようなものばかりで、今の自分にあてはまってしまうことがたくさんありました。しかし、ここで「○○がないだけ」と教わることができたので、その○○をもって頑張っていこうと思います。

 

 恋・愛

  異性を見る目がないのは

  目に見えるものにとらわれているから

  本当に大切なものほど目に見えない

  まわりに惑わされず

  しっかりと相手を見ること

  好きな理由は

  自分にしかわからなくてもいい

  本気で好きになったのなら

  最後まで信じ切ること

(本書より引用)

 「大事なのは中身」とは言いつつも、どうしても外見を重視してしまうことってありますよね。その後で中身を知ると後悔...なんてことも。見た目は万人受けという点ではいいかもしれませんが、個人で考えるとやはり中身のほうが重要なのではないかなと思います。「周りに理解されず、自分だけ理解している」これはむしろポジティブに捉えられるのではないでしょうか?周りが理解していないこと、できないことを自分はしているんですから。

 

家族

  家族だとしても

  わかりあえるとはかぎらない

  それぞれ大切なものがあって

  それぞれこだわりがある

  譲らなくてもいい

  ぶつかることがあってもいい

  確かなのはお互いに相手を想い

  真剣に考えているということ

  言葉だけでは伝わらないこともある

  少しでも相手が理解しやすいように

  目に見える形で伝えて

  相手の幸せを願うこと

(本書より引用)

 近いからこそ言いたいことがなかなか言えない存在、家族。また、近い存在なため、「言わなくても分かるだろう」と思い、話さない。私はそんなタイプの一人なのですが、みなさんはどうでしょう?ぶつかり合うことが面倒だと避け、黙っているようなことがほとんどな私ですが、最近ではしっかりとお互いが納得できるような形で話し合わなければなと考えるようになりました(実際きちんと実行に移せているのかは聞かないでください(笑))。いくら家族だからって超能力者じゃないんですから、きちんと伝えることが必要ですよね。

 

この本のここがすごい!

 この本を読んでいて、正直心に響かないものもありました。しかし、それは当然で、自分が置かれている環境によって感じ方が変わってくるからです。ここで言いたいのは、この本は何度でも読むことができ、その時の自分の状態によって感じ方が変わってくるということです。例えば、恋愛をしているとき、していないときで感じ方は違うでしょうし、仕事が順調にいっているときとそうでないときとでは全く異なるからです。ですので、この本は何度でも読む価値があるなと感じました。

 


そのままでいい [ 田口 久人 ]

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?今回は個人的な紹介も含めての記事となりましたので、少々長くなりましたが、「もっと他の言葉も知りたい!」「今の自分に必要な言葉が欲しい」という方は是非読んでみてください!

 ではっ(`・ω・´)ゞ

「嫌われる勇気」を読んでみたPart3

 どうもみなさんこんにちは。昨日の雷の数時間後に家を出て、雪起こしの雷だったことに気づき、驚きを隠せない管理人です(^^;; 今回は「嫌われる勇気」Part3、いよいよ最後になります。大変お待たせいたしました。これで本当に最後です(^^;; ちなみに、下の方にPart1、Part2のリンクを貼っておきますので、合わせてお読みいただけると嬉しいです。

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

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自由を手に入れるための方法

 自由とはどのようにして得ることができるのでしょうか?本書にて、哲人は3つのプロセスを提示しています。

1. 自己受容

2. 他者信頼

3. 他者貢献

この3つのプロセスによって得られると述べています。では、順番に説明していきます。

 

自己受容

 まずは自分をきちんと受け入れるということが大切です。人には誰にでも得手不得手はあります。まずは、そんなできない自分も含めて受け入れ、どうすればよりよくなるのかを考える必要があります。「受け入れるということはあきらめるということなのか?」と思われるかもしれません。その通りです。しかし、これは肯定的な諦めと捉えることができます。なぜなら、自分にはこれはできないということをはっきりと認識しているからです。できないことにもがき苦しむのは自由とは言えませんよね。

 

他者信頼

 これは、言葉通りなのですが、「信用」ではなく、「信頼」であるという点に注意が必要です。本書では、「信用は条件付きのもの」で、「信頼は無条件のもの」と述べられていました。例えば、銀行などで使われる用語は「信用」という言葉が付きますが、これは、条件付きだからです。…話を戻しますが、他者を無条件に信頼するのであって「裏切られるかもしれない」などということは考えないということです。なぜなら、「裏切る」というのは自分が決めることではなく、相手が決めることだからです。

 「他者を無条件に信じ続けろだと?そんなことでは一生騙され続け、自由とは程遠い生活が待っているんじゃないのか?」と思われたかもしれません。私も初めはそう思ったのですが、何も全ての人を信じ続けろというわけではなく、「関係を良くしたいと思わない人との関係は切ることができる」ということができるのが重要な点です。自分が、関係を良くしたいと思う人には、恐れず、「勇気」を出して信頼しましょう。

 

他者貢献

 これは、「わたし」の価値を実感するためになされるもので、「わたし」になにができるかを考え、実践するということです。「あれ?誰かのために何かをするということは他人の人生を生きることであって、自由じゃないんじゃないの?」と、前回、前々回の記事を読まれた方は思われたかもしれませんが、これは、そのような自己犠牲とは異なります。共同体というものの中で、共同体が仲間だと思える場合に限りますが。共同体というのは、会社、家族、など色々ありますが、そういった中で仲間だと思える場合には、他者貢献が可能になるのです。

 

 そしてこれらはサイクルになっています。自分を受け入れることができるから、他者を信頼することができる。他者を信頼できるようになったら、「仲間」だと感じ、貢献したくなる。貢献することによって、自己が満たされる。といったサイクルです。

 


嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?結果的にPart3にまで伸びてしまいましたが、それだけ伝えたいことが多かった本でもありました。自己啓発を毛嫌いする方はおられるかもしれませんが、読む前にきちんと目的をもって読めば自分のなかでしっかり生きてくるものかなと感じました。興味があれば是非読んでみてください(*^^)v

 ではっ(`・ω・´)ゞ

「嫌われる勇気」を読んでみたPart2

 どうも皆さんこんにちは!ブログ執筆中、突然の雷にビビってしまった管理人です(^^; 今回は前回紹介した「嫌われる勇気」のPart2になります。前回の記事を読んでいただいた方、ありがとうございます。と同時に前回途中で終わってしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m お待たせいたしました。(待ってくれた方いたら嬉しいなー_(:3 」∠)_)

 前回は本の形式などについてはすでに紹介させていただいたので、初めから内容をご紹介させていただきたいと思います。ちなみに、前回の記事はこちらになるので是非読んでみてください(^^)/

 

kenkenpappa.hatenablog.jp

 

自由とは、他者から嫌われることである

 「え...いきなり何言ってるんだ?」と思われたかもしれませんが、しばしお付き合いください。私も始めは「この哲人は何を言っているんだ?」と思いましたが、これは何も自ら進んで嫌われようなどと言ったことではないですのでご安心ください(^^; どういうことかというと、自分の人生を生きるということが自由で、他者の人生を生きる(他人からの評価を気にし、それを満たすように生きる)ことは不自由で、自分の人生に嘘をついて生きていることになり、それは自分の人生を貫けていないということです。ここは、タイトルの「嫌われる勇気」にかかわる部分ですね。

 例を挙げて考えると、あなたが真面目な生徒だと仮定しましょう。先生や、他の生徒からの信頼も厚く、お願いされたことは断れない人です。そんなあなたがあるとき先生に「○○さん、これやっといてくれないかな?君を信頼してのことなんだけど...」と言われたとしましょう。しかし、あなたは本当はそれをしたくないのに、周りからの目が気になり、「はい」と答えます。そうすることであなたは周りからの信頼を得続け、まじめな生徒としてあり続けます。

 これは本当に幸せでしょうか?そうです、違いますよね。他人の評価、希望といったものを満たすために行った行為ですので、他者の人生を満たすために生き、自分の人生を生きれていません。つまり「自由とは、他者から嫌われることである」というのは、他者の人生を満たすために生きるのではなく、自分の人生を生きなさいということなのだと思います。

 でもやっぱり、嫌われるのって怖いですよね。誰だって嫌われたくはないものです。しかし、本書では「人が10人いるとするならば、1人はあなたが何を言っても否定、批判してくる人で、2人はお互いに受け入れることができる人で、残りの7人はあなたのことなど気にも留めていない人である」と書かれていました。そう考えると、その1人にばかり気にかけるのは馬鹿らしいことだとは思いませんか?

 


嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?今回「嫌われる勇気」を書くにあたり、Part1とPart2でご紹介させていただきますと言ったのですが、書き足りず、Part3も書くことにしました。申し訳ございませんm(_ _)m また近いうちにすぐ上げますので、楽しみに待っていただければ幸いです。

 ではっ(`・ω・´)ゞ

「嫌われる勇気」を読んでみたPart1

 どうもみなさんこんにちは!最近布団から出られずに時間ギリギリまでぬくぬくしている管理人です(-_-)zzz 今回は「嫌われる勇気」を(これまた今更ながら)読んでみたので皆さんにご紹介させていただきたいと思います。

 まずタイトルが衝撃的ですよね。みな誰かから嫌われているのかもしれませんが、勇気を持つなんてそんなに簡単な事ではないよ...と読む前に思いました。読了後すぐに勇気が出ました!...なんてことは流石にないですが、どのようなプロセスを経ていけばいいのかという方針は学べたので、それを実践していくのみかなと思います。

 今回、この本をご紹介するにあたって書く内容が多くありそうなので、Part1とPart2に分けてご紹介させていただきます。

 


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

話の進め方

 非常に読み進めやすいものとなっていました。「世界はどこまでもシンプルである」という持論を持つ哲人に対し、どうしても納得のいかない青年が何としても哲人の持論を撤回させるべく、青年が様々な質問、反対意見を投げかけるといった対話形式になっており、また、これまで話したことを青年がまとめるような部分もあり、読者がしっかりと理解、復習できるような形式になっていました。

 

今の自分を変えたい!

 そう思っている人は多くいるのではないでしょうか?私自身もそうですが、誰だってより良い自分に変わりたいはずです。しかし現状は変われないでいる人が多いのはなぜでしょうか?本書では「性格、気質」は変えることが、いえ、やめることができると言っています。「性格、気質なんて、長年の時を経て形成されたものじゃないか。」私も青年と同じ考えを抱いていました。しかし、哲人は、それらは自分が選び取ったものであり、自分が変われないのは、自分が変わらないという決断を下しているからだというのです。続けて哲人は、「ライフスタイル(性格、気質)を変えることによる不安よりも、変わらないことでつきまとう不満」を選んでいると言います。つまり、「変わりたい」と言っていながら実際に変化がない人は、「自分が変わったら周りにどう思われるのだろうか、自分はどうなってしまうのだろうか」といった不安が勝り、現状の変わらないという不満にとどまってしまうのです。

 

劣等感、劣等コンプレックス、優越コンプレックス、不幸自慢

 では、次に自分が変わろうとするときに起こる現象を紹介します。私たちは複雑な人間関係の中に生きているので、何かを目指そうとするとき、他の人を目標にしたりすることはあるのではないでしょうか?そんな時に生じる可能性があるのが劣等感劣等コンプレックスです。劣等感とコンプレックスは同じ意味なのではないか?と私も思ったのですが、本書によると、劣等感はプラスに成り得るもの、つまり、「努力、成長を促すきっかけになるもの」であるのに対し、劣等コンプレックスは「AだからBできない」というように言い訳をして逃げるものだそうです。

 例えば、「私は頭が悪いからいい大学には行けない」という人がいたとしましょう。一見もっともらしいように聞こえますが、それは言い訳に過ぎないのです。つまり、今の自分を変える勇気がなく、不満は残るが現状のままでいようという先ほどのライフスタイルの話と関わってくるのです。

 次に優越コンプレックスについてご紹介します。これは、自分が優れているかのように振る舞ったり、過去の栄光を語ることで、自分を他人より良く見せようとするものです。しかし、これは裏返せば劣等感を感じていて、他人から認められないと安心できないということです。本当に自信を持っている人なら自慢などしませんよね。

 最後に不幸自慢をご紹介します。これは劣等感の延長線上にあるもので、自分の不幸を語ることで特別であろうとすることです。例えば「私は貧乏な家庭に育った」などです。そこで、他の人が救いの手を差し伸べると「あなたには私の気持ちは分からないだろう!」と一蹴してしまうのです。このように、自分の不幸という点で他人より優位に立とうとする人は人生を一生不幸に過ごしてしまうのです。

 ここまででみた4つの状態は、結局は自分を全うな手段で変える勇気がない人がマイナスのもので補おうとする状態にすぎないということが分かります。

 


嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?今回は完結しなかったため、モヤモヤするかもしれませんがどうかお許しください(^^; かなり内容の濃い話なので、ぜひこの本を手に取って青年と一緒に哲人と向き合ってみてはいかがでしょうか?

 ではっ(`・ω・´)ゞ

今更ながら「人間失格」を読んでみた

 どうもみなさんこんにちは。最近読書復帰した管理人です。今回は皆さんご存知の「人間失格」を今更ながら読んでみたのでその感想について書いていこうと思います。もちろん名前はずっと知っていたのですが、なかなか読むタイミングを見つけることができませんでした(見つけようとしていませんでした(-_-;))

 

この本を読む前に...

 

 もしあなたが人間のドロドロした内容がお好きではないのでしたらこの本はお勧めできないかもしれません。というのも、この本は性的内容が語られていたり、薬物、死についても語られているので、そういったものが苦手な人は読むのをやめた方がいいかもしれません(読むなとは言っていません(;''∀''))

 

ストーリー内容

 

 主人公の葉蔵は自分の人生に苦悩しながら毎日を過ごしていて、人間が獣のように豹変する場面を見て怯えながらも、自分は道化になることで何とかして人間とのつながりを持とうとしていました。そんな彼の人生が劇的に変わったのは彼が東京へ行ってからです。そこで堀木という友人や様々な女性(葉蔵はモテていたので様々な女性との内容が語られています)、その他さまざまな人と出会うことで彼の人生に様々な変化がもたらされます。彼はどうなってしまうのでしょうか?(詳しい内容はぜひ読んでみてください!)

 

読んだ感想

 

 一言で言うならば「衝撃」でした。本を読む前に勝手にもう少し明るい内容なんだろうと予想していたので、全く違うことにたいへん驚きました。「こんな内容の本だったのか...」と。読み進めていくうちに葉蔵が危ない方向へと向かっていくのを読むのはなかなかに大変でしたが、これは彼の中に「物事を断る」という選択がなかったために周りの環境に流されてしまい、悪い方向へ変わっていったのだと思います。ただ個人的に、読んでいて教訓のようなもの、つまり、「周りに判断をゆだねると悲惨な結末になったり、後悔してもしきれないことになることもある」ということを教えてくれたような気もしました。

 彼の心情などに関してですが、自身で詳しく語られていたので、その点については理解しやすかったです。こんなにも心情を表現する方法があるのかと驚きました。(中には私の知識が足らず、理解できないものもありましたが(;''∀''))

 

おわりに

 

 いかがだったでしょうか。管理人はまだこの本を読むための十分な知識を備えていなかったので十分に理解できたとは言えないです(;'∀') ですので何度か読み返すことでしょう( ´∀` )

 「タイトル名は知っていたけど読んだことはない」という方や、この記事を見て「読んでみたい」と思った方はぜひ読んでみてください。

 ではっ(`・ω・´)ゞ